夜行性のハムスターは昼夜逆転しても大丈夫?

本来のハムスターは夜行性です。陽が昇り明るくなると睡眠に、陽が沈み暗くなる頃から活動を始めます。人間とは真逆ですね。

一方で、飼育されているハムスターの場合は、明るさが自然の昼夜と同じとは限りません。まず間違いなく室内飼育でしょうから、飼育している部屋の日照状況や照明のONOFF次第で、明るさは変わります。

私の場合はハムスターを生活部屋で飼育していますので、朝に明るくなるのは日の出と同じくらいなのですが、暗くなるのは遅く、夜11時くらいまでは明るい環境でした。

これのためなのか、我が家のハムスターは起き始めるのが迎えた頃よりだんだんと遅くなり、だいたい24時頃に活動開始していました。

ちょっと起床時間が遅いような気がしまして、健康に影響するか?直した方がよいものか?が心配になり少し調べてみました。今回はそこで調べたことをまとめます。

この記事では、ハムスターの夜行性の生態と昼夜逆転等についてお伝えします。また、私の場合の判断もひとつの事例として参考にして頂けると幸いです。

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ハムスターの生態

野生のハムスターは砂漠地帯の土の中に巣穴を掘って生活しています。ハムスターは自然界では捕食される側なので、捕食者に見つからないようひっそりと生活しなければなりません。

このため、捕食者に見つかりやすい昼間は地下(土の中)の安全な巣穴の中で過ごし、見つかり難くなる夜になってから外にでて、餌を探しに遠くまで出かけるといった生活を送っています。

これがハムスターが夜行性の理由です。なっとくですね。

また、ハムスターは一日に14時間ほど寝ているそうです。うらやましいですね。ただ、14時間ずっとねているのではなく、短いサイクルの睡眠を繰り返しているそうです。これも危険を察知するための生態なのでしょうね。

このように、本来のハムスターは夜行性です。

飼育されているハムスターの場合

飼育されているハムスターは自然の昼夜とは異なる明るさの中で過ごしています。室内で飼育されていることがほとんどですから、人間の生活に合わせて室内の明るさも変化します。

日没後でも電灯で明るかったり、外出で人がいなければ日中でも暗かったり、状況や環境次第でケージの明るさが変わってきますよね。

このように、飼育されているハムスターは自然界とは異なる明るさ変化の中で生活しています。この明るさの変化がハムスターの活動時間を決める大きな要素になっているようです。

たとえば私の環境のように、日没して外は夜なのにケージのある部屋が明るいと、ハムスターは起きてこないことがあります。これは実際うちのハムスターがそうです。明るいからまだ昼だと勘違いして寝ているのでしょうね。

逆に仕事や学校などで日中留守にしてケージが昼間も暗い場合は、日中にハムスターが活動することもあるそうです。

このように、明るさが原因でハムスターの生活リズムがズレてしまうことはよくあるようです。

リズムがズレることのリスク

では、この生活リズムの昼夜とのズレ、健康等に問題はないのでしょうか。

ペットになったハムスターは、野生での生活とは異なり、捕食者に狙われることはありません。だったら、昼夜逆転して昼行性になったとしても問題なさそうに思います。

しかし生活リズムが自然の状態とズレるのは本当に大丈夫なのでしょうか。なにか健康にリスクがありそうも思います。これについては、2つの見解がありました。

見解1:毎日規則正しい昼夜逆転は大丈夫

1つ目は、「規則正しくズレるのはOK、不規則に乱れるのはNG」というものです。

一日の半分明るくて半分暗い1サイクルが一日になっている環境が毎日同じように続くなら、たとえそれが自然の昼夜とずれていても大丈夫だそうです。

しかし、例えばある日は昼間明るいが別の日は昼間暗い、といった不規則な明暗環境は体内時計が落ち着かず体調不良を起こす可能性があるとのことです(これは人間も同じですね)。

規則正しいなら昼夜逆転しても大丈夫である、このことは私にはとても意外でした。

見解2:昼夜逆転は体調不良の原因に

2つ目は「昼夜逆転は体内時計のリズムを崩すもので体調不良の原因になる」というものです。

体内時計は生き物が毎日を生活するうえで体内に備わっているリズムですが、これが本来からずれると体調に不良をきたし、病気になってすまう可能性がある、ということでした。

身体の各部分、臓器にはそれぞれのリズムがあり、それらが狂うと、不眠、高血圧、肥満、糖尿病、がんといった病気の原因になるそうです。

私の場合

私の場合の現状は、夜11時頃の消灯は規則正しくはあるので、上記の見解1によれば、そのままでも大丈夫そうです。

しかし私は、ハムスターを飼育しているケージ環境は自然の昼夜の明るさに合わせることにしました

これは私自身の経験なのですが、仕事の都合で夜勤を続けていた時期がありまして、この際に体にダメージを溜めてしまいました。規則正しく昼に寝て夜に起きるサイクルの生活をしていたのですが、それでも不自然さは私には合わなかったようで、当時の私は体調を崩してしまいました。

自然の昼夜に逆らうことは私の身体には合わなかったです。

見解1では大丈夫と言われている規則正しい昼夜逆転ですが、人間の私が体調崩したので、私より身体が小さいハムスターにはもっと影響あるだろう、と私は考えました。(私自身の身体が普通の方よりも病弱であることも原因ではあります)

このため、念のためですが、ハムスターの明るさ環境は自然の昼夜に合わせるように飼育することとしました。

具体的には、日没後はケージにカバーを掛け暗くなるようにしています。だいたい餌の時間と同じ頃です。

カバーは消灯のときに外すようにしています。朝は自然光がはいるので、自然に合わせて明るくなります。これにより昼夜に合わせた明るさを維持しています。

このように明るさを昼夜に合わせるようにしていた結果、変化がありました。

カバーをする前は消灯後の24時頃に活動開始していたハムスターたちが、カバーをしてからは21時頃から活動を始めるようになったのです。やはり活動開始に明るさ(暗さ)は関係していました。

「夜行性のハムスターは昼夜逆転しても大丈夫?」のまとめ

ハムスターは夜行性の生き物です。

ハムスターの昼夜逆転には2つの見解があります。1つ目は毎日規則正しいければ大丈夫、2つ目は体調不良原因になりえる、というものです。

私の自身の経験から私は判断を安全に倒しました。ただし私が正しいとは限りません。ですが何かの参考になれば嬉しいです。

では、よいハムライフを!

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