ハムスターにトイレと砂風呂を区別してもらう方法

ハムスターのケージ内にトイレと砂風呂を両方設置している場合、砂風呂のほうでおしっこをしてしまう事はないでしょうか。

飼い主としては、衛生上からもきちんと使い分けてもらいたい気持ちがあるのですが、一方で砂風呂でおしっこをすることは多いそうです。

私はなんとか使い分けてもらえないかといろいろ手をつくしまして、だいたい使い分けてもらうことに成功しました。ただし今でも砂風呂におしっこをしますので、完璧ではありません。

この記事では、ハムスターにトイレと砂風呂を区別してもらうまでに私が試みたことを紹介いたします。

ただし、前途のよう完璧に使い分けてもらえているわけではないので、参考程度にしていただければと思います。

また、これは私の反省なのですが、あまりいろいろとケージ環境を変えるのは、ハムスターにとってストレスになりかねません。程々にするのがよいかと思いして、そのあたりにも触れております。

トイレ
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経緯

ジャンガリアンの子を我が家に迎えて数週間後の頃です。

トイレのしつけが終わったので、つぎは砂風呂をケージ内に用意しました。最初は砂浴びを楽しんでいるようでよかったのですが、ふと、砂風呂の砂に湿り気の塊があることに気が付きました。どうやら砂風呂でもおしっこをしているようです。

数日観察してみると、トイレが6割、砂風呂が4割くらいの比率でおしっこをしていました。衛生的によくないと思い、なるべくおしっこはトイレでしてもらうよう、工夫できることを考えてみました。

試みたこと

ハムスターにトイレと砂風呂を区別してもらうために試みたことを並べます。これらを行った結果、おしっこをする場所が、トイレが8割〜9割、砂風呂が2割〜1割くらいになりました。

後述しますが、これ以上は求めないようにしております。

砂の種類を変える

トイレ砂と砂風呂の浴び砂は異なる砂を使うようにしています。

もっとも、市販されている砂は用途毎に売られているので、トイレ砂は鉱物系でも比較的大粒の砂、浴び砂は目の細かいサラサラの砂になるかと思います。

販売されている用途通りに使っている、というだけの話です。

ですが、この違いはハムスターには結構分かるようで、砂浴びは砂風呂でしかしないですし、おしっこはほぼトイレでしてくれています(ときどき砂風呂ですることもあります)。

なお、トイレ砂に鉱物系以外を用いることで、さらに差別化ができそうにも思いましたが、これはあまり良い成果ではありませんでした。

トイレ砂に紙系の大粒なペーパー砂を試したことがあるのですが、あまりに違和感があったのか、トイレでおしっこをしなくなってしまいました。

位置を離す

トイレと砂風呂の位置を離すようにしています。

トイレについては、一般的にケージの四隅のうち巣箱から遠い位置に設置するのがよいとされています。これはハムスターの習性によるもので、寝床から離れたところにおしっこをするためだそうです。

しつけの際はこれを目安にトイレの位置を決めるようにしました。

しつけが終わってトイレの位置は決まっていますので、砂風呂はトイレとは離れた位置に設置するようにしています。トイレは巣箱から離した方がよいとされているので、これとは逆に、砂風呂は巣箱の近くに設置するのがよいのかもしれません。

一時期、試しにトイレの隣に砂風呂を設置してみたことがあるのですが、見事半々におしっこをしていただきました。トイレと砂風呂を離すと傾向が変わったので、設置する位置はある程度効果があると思います。

器を変える

トイレと砂風呂の器は異なるものを使用するようにしています。

これは居心地に変化をつけたいためです。具体的には、トイレは落ち着けるよう身体に密着する小さめの器、砂風呂は動き回れるよう大きめの器を使うようにしています。

ただ、申し訳ないのですが効果のほどは正直わからないです。というのも、最初から使っている器なので、器を変えてみて試したことがないからです。市販されているトイレや風呂を見ても同じ傾向があるので、大きく間違いでは無いと思っております。

砂風呂は常設しない

これはいつもではないのですがが、ハムスターが寝ている時間帯は砂風呂を置かないようにしています。

砂風呂でおしっこをしてしまう機会を減らすのが目的です。夜の活動が始まる頃に砂風呂を設置し、ひととおりの砂浴びが終わったら、砂風呂を撤去しています。撤去後はそもそも砂風呂が無いのでおしっこを砂風呂にすることはなくなります。

ただ、これは飼い主側の手間が大きいのがデメリットです。

結果(と反省)

このようにハムスターにトイレと砂風呂を区別させようといろいろしたことで、確かに砂風呂におしっこをする割合が減りました。

ただ、同時に私はハムスターにストレスを与えてしまっていることに気づきました。ケージ内のレイアウトがころころ替わるのですから、ハムスターは落ち着かなかったことと思います。これは反省点です。

結局、今はトイレが8割〜9割、砂風呂が2割〜1割くらいでおしっこをしているのですが、これ以上の試行錯誤は止めることにしました。

それよりも飼い主側がこまめに砂風呂も掃除して衛生を保ったほうが、ハムスターにとっても飼い主にとってもストレスが少なくて、良いと思います。

今の砂のお手入れは、日に数度砂を確認し濡れている部分を取り除き、週に2度ほど砂を全交換しています。これをトイレ砂と浴び砂の両方に行っています。

「ハムスターにトイレと砂風呂を区別してもらう方法」のまとめ

私の試みた方法で、我が家のハムスターの場合、8割程はトイレでおしっこをしてくれるようになりました。

しかし限界はありますので、完璧は求めず、浴び砂もトイレ砂といっしょにお手入れするのが、ハムスターにとっても飼い主にとってもストレスが少なくてよいと思います。

では、よいハムライフを!

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