ハムスターがフリーズする理由と飼い主がとるべき対応

我が家のハムスター、ゴールデンの「せんぱい」は、時々フリーズします。

動かずじっと一点を見つめ、時にはこちらを見つめているようにも見えて、飼い主視点ではちょこんとしてかわいいのですが、いったいなぜフリーズするのでしょうか。また、飼い主側はどういった対応をするのが正解なのでしょうか。

今回ハムスターのフリーズについて調べてみました。どうやらハムスターにとってはあまりよくない状況のようです。

この記事では、ハムスターがフリーズの理由や状況、飼い主がとるべき対応をまとめました。

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ハムスターのフリーズとは

言葉のとおり、ハムスターが固まって動かない状態のことをフリーズと呼んでいます。二本足で立ってじーっと一点を見つめたままになり動かなくなります。

二本足でなくても、四肢を地につけていたり、前足片方だけ上げていたりさまざまですが、いずれにしても、じっとしていて暫くの間動きません。

ハムスターを飼育しているとほぼ見かけることのある行動です。

フリーズする理由

フリーズは習性のひとつで、以下のような理由があります。いずれも好ましい状態ではなくネガティブな状態で、ハムスターはストレスを感じている状態であることが分かります。

なお、ハムスターに限った習性ではなく、動物全般の習性になります。

感覚に集中し、辺りの様子をうかがう

いわゆる全集中の状態です。

周囲の状況を把握するために、耳をピンとたてて聞き耳をたてる、鼻をひくひくして臭いを確認する、立ち上がって視界を確保して見回す、などに集中している状態です。

聴覚・嗅覚・視覚などに集中して、自身の危険が無いかを確認しています

外敵から身を隠す

何らかの危険を察知したときに、じっとして辺りと同化し気配を消すために動かなくなります。

自然界では捕食者など外敵に見つけられないようにするためです。ハムスターが自身の身を守るための行動です。

フリーズしているときの状況

ハムスターがフリーズしている時は、主に三つの状況のいずれかになっています。前途の理由でもそうでしたが、いずれもネガティブな状態です。

驚いている

一番多く見かけるフリーズの状況かと思います。

ハムスターでなくても、私たちも人間も大きな音がしたり突然何かが現れたら固まることがありますが、これと同じです。

何かに驚き、安全安心を確認するために周囲に集中して動けないでいます

ものをぶつけるような大きな音がしたとき、夜中に電気をつけるなどの明るさが急に変化したとき、刺激物の臭いがしたときなどが原因に挙げられます。

怯えている

人間でも足がすくんで動けなくなることありますよね。私は高いところが苦手で、吊り橋とかは動けなくなります。

ハムスターも怯えると動けなくなります。

ハムスターを高いところに置いたとき、ハムスターを急に手でつかんだとき、ケージを急に動かしたとき、等が原因に挙げられます。

警戒している

これも人間と同じです。暗がりや怪しいところに行く際は慎重にゆっくり動くと思います。

ハムスターも同じで、動きを止めて周囲を把握しようとしています。

ケージのレイアウトを変えたとき、新しいグッズをケージに置いたとき、慣れないところに連れ出したとき、等が原因に挙げられます。

フリーズのストレス具合

フリーズしているときのハムスターの姿勢から、ストレスの度合いが分かります。

二本足で立っている状態

立った状態でフリーズしているときは、廻りの状況をより広く確認しようとしている状態です。状況をよく確認して、どのように行動するべきかを考えています。

ストレス度合いとしては軽い状態です。おそらく一番よく見かける姿勢かと思います。

四肢で立って姿勢低い状態

姿勢を低くしているときは、怯えている状態です。何かが起きたら直ぐに逃げることができるよう、低い姿勢をとっています。中程度のストレスの状態です。

もしハムスターに触ろうとしてこの姿勢になった場合は、手に対して恐怖を感じています。いったん触るのは控えてハムスターとの距離を縮めることに注力した方がよさそうです。

お腹が見えないほど張り付いた状態

張り付ついているときは、もう逃げられないと酷く恐怖している状態です。フリーズの姿勢としてはもっともストレスが高い状態です。

フリーズしているときの対応

ハムスターがフリーズしているときは、程度の差はあれど何等かのストレスがあるときです。さらにストレスを与えないよう、下記のよう対応してあげてください。

そっと様子を見る

危険が無いこと、安全であることをハムスターが認識できれば、緊張状態がとかれて元に戻ります。

飼い主が何か行動すると逆効果になりかねません。そっと見守りましょう

環境を見直す

フリーズの原因が環境にあるとき、たとえば臭いが原因であるときは臭いの発生源を遠ざけるなど、環境を見直して原因を取り除いてあげてください

「ハムスターがフリーズする理由と飼い主がとるべき対応」のまとめ

如何だったでしょうか。ハムスターのフリーズはネガティブなことです。

もしハムスターのフリーズを見かけたときは何かのストレスを感じている状態の可能性が高いので、ストレスを取り除く対処をしてあげて頂ければと思います。

なるべくフリーズさせない飼育を心掛けたいですね。

ではよいハムライフを!

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