ハムスターケージの掃除方法を頻度別に紹介

ハムスターは奇麗好きな動物です。飼育する上でこまめな清掃は欠かせません。ケージの掃除はハムスター飼い主の大切なお仕事の一つです。

この記事では、これからハムスターをお迎えする方、または迎えたばかりの方向けに、私のケージ掃除方法を紹介いたします。掃除は毎日行う軽い掃除から隔週で行う大掃除までありまして、頻度別にそれぞれ紹介いたします。

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ハムスターケージの掃除をする理由

そもそも、なぜこまめにケージを掃除する必要があるのでしょうか。いくつかの理由があります。

臭いの防止

ハムスターのおしっこは臭います。こまめに掃除することで、臭いを防ぐことができます。また、ハムスターは餌を巣箱の中などに隠す習性があります。野菜や果物をそのまま放置してしまうと腐って腐敗臭がします。これを防ぐために、こまめな掃除が必要になります。

雑菌繁殖の防止

おしっこやうんちを放置すると、そこから雑菌が繁殖し不衛生な環境になります。これを放置するとハムスターが病気にかかるリスクが高くなってしまいます。これを避けるため、こまめな掃除が必要です。雑菌はうんちなどと違い目に見えないため余計に気をつける必要があります。

掃除の際に気を付けること

掃除方法の紹介の前に、掃除全般について気をつけていることをまとめました。

洗剤はなるべく使わない

ハムスターのような小動物にとっては、洗剤のすすぎ残しが悪影響を及ぼす可能性があります。どんなに気をつけてすすいでも、洗剤の残留は完全には防げません。なのでなるべく洗剤は使わないようにしております。

私は洗剤の替わりにLEC「水の激落ちくん」をつかっております。このクリーナーは「成分が水のみ」がすごいところです。界面活性剤などの洗剤成分が全く入っていないので、残留を気にする必要もなく、安全に使えます。

メーカーさんのサイトから引用します。

水なのにパワフル!水だから安心!のマルチクリーナー、水の【激落ちくん】。水を独自の方法で電気分解したアルカリ電解水100%使用。アルカリパワーが汚れを包み込んで浮かせて落とします。また、除菌・消臭効果もあるので、洗剤を使いたくない場所のお掃除にぴったり。キッチンまわりはもちろん、リビングなど家中どこでも使えます。

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最初は汚れや匂いがおちるのか?心配でしたが、全く問題ありません。おしっこの匂いもしっかりとれています。しかもお値段も手ごろで助かっています。

水の激落ちくん

キレイにし過ぎない

この記事と矛盾するかもしれませんが、ハムスターは自分の臭いで縄張りを保っております。なので、ケージから自分の臭いが完全になくなると、ハムスターは不安になってしまいます。後述するのですが、ハムスターの臭いを少しだけ残すことを意識するようにしています。

お迎えしたばかりは掃除しない

ハムスターをお迎えしたばかりの頃は、ハムスターに慣れてもらうことが最優先ですので、落ち着くまでの1ヶ月くらいはケージの大掃除はしないようにしてあげてください。また、迎えて最初の1週間は、日々の掃除や数日に一度の掃除も行わなくて大丈夫です。ここで掃除をしてしまい、ハムスターに「飼い主は危険な存在」と認識されてしまうと、後々懐いてもらえなくなり、悲しいことになります。最初は清掃よりも、まずはハムスターに早く慣れてもらいましょう。

掃除を行うタイミング

掃除はハムスターが起きているタイミングで行うのがよいです。物音で起こしてしまうと、ハムスターのストレスになってしまいます。また、大掃除はハムスターが活動を始める夕方に行いたいです。寝床を新しくしてしまうので、もし朝に大掃除をすると、その日はハムスターは落ち着いて寝られないことになってしまうためです。

日々行う掃除

最初に、毎日行う簡単な掃除です。書くと面倒そうに思えるかもしれませんが、慣れてくれば楽ですし、むしろ楽しい面もあります。例えばトイレにおしっこの跡があれば、しっかりしつけられている証拠ですので、ハムスターを褒めたい気持ちになったりします。

トイレ砂のお手入れ

おしっこの跡を見かけたら、その湿った部分だけ砂をすくい取って捨てます。これは気づいたら随時行っています。日に数回くらいの頻度です。

なお、トイレ砂の選び方によって掃除のし易さが変わってきます。固まる砂の方が掃除はし易いです。選び方については別記事にしてありまして、よろしければ参照ください。

給水器のすすぎ洗い 

給水器の水交換を1日1回行っており、この際に給水器のボトルと給水口をすすぎ洗いします。特に給水口(管になっているところ)はハムスターの口に触れる部分なので念入りにすすいでおります。

給水器の水については別記事にしてあります。

餌の食べ残しの撤去

特に野菜や果物などのなまものは、与えてから数時間後に残っていたら撤去するようにしています。ただし、ペレットは残しておいてあげます。ペレットは傷み難いので問題ありませんし、ハムスターは時間をかけて餌を食べる場合がありますので、ペレット含めて全部撤去してしまうと、餌が足りないことになりかねません。

数日に一度行う掃除

次に数日に一度の簡単な掃除です。こちらも慣れれば数分もかからない内容です。

トイレ砂の交換

砂を全部捨てて、トイレ容器を水洗いして乾かします。乾いたら、トイレ砂を少し多めに入れています。多めにするのは、日々の掃除で砂がだんだん減っていくので、その分です。

なお、トイレのしつけ中の場合は、この掃除は行わないでください。減った砂の補充だけ行うようにしてください。掃除してしまうと、せっかく覚え始めたトイレを忘れてしまうことになりかねません。

汚れた床材のお手入れ

ケージの底などにうんちが溜まっているので、その部分の床材を取り除きます。特に巣箱の下の床材は、うんちや食べ残し溜まっており、汚れています。巣箱の下の床材の半分くらいを取り除くようにしています。床材の半分を残すのは臭いを残すため、ハムスターに嫌われないようにするためです。必要に応じて減った床材を補充します。

2週間に一度行う掃除

隔週で大掃除を行います。慣れれば30分くらいでできる作業です。頻度は飼育書によって1週間に一度だったり月に一度だったりと推奨がまちまちだったので、私は間をとって2週に1回の大掃除にしています。ただ、この間隔は、夏場は短く、冬場は長くても大丈夫かもしれません。

ケージの大掃除

ホイール・トイレ・砂風呂の掃除

ケージ内から回し車・トイレ・砂風呂を取り出し、温水で殺菌してから水洗いします。砂は全部捨てます。回し車は分解してホイール部分のみ洗うようにします。軸部分を水洗いしてしまうとベアリングが錆びてしまうためです。洗った後は、水分をよく拭き取り乾燥させます。

ハムスターの移動

ハムスターに避難してもらいます。私は虫かごを利用しています。この際、床材のきれいな部分を少しとって虫かごに入れています。ハムスターの臭いを入れて安心できるようにするためです。また、この床材は清掃後に利用します。

合わせて、ハムスターにおやつを与えています。大掃除はハムスターにとって負担ですので、「大掃除のときはよいことがある」を習慣にして、負担を和らげるためです。おやつの量はほんの少しです。めったに与えないヒマワリの種を与えて、特別感を出すようにしています。

ケージの掃除

いよいよケージ本体の清掃です。私が使用しているケージのグラスハーモニーは床部分と本体部分を分解できるのでとても便利です。本体部分を取り外して、床部分から床材をそのままゴミ袋に捨てます。

そして床部分は温水で除菌してから水洗いします。大きさがあるので、私は風呂場のシャワーを利用しております。水洗い後は、水分をよく拭き取って乾燥させます。

本体部分は水拭きと乾拭きをしています。

ハムスターを待たせていますので、ここはなるべく時間をかけないようテキパキと行っています。

新しい床材・レイアウト

ケージや小物が乾いたら、再度レイアウトします。その後、虫かごの中にいれた古い床材を新しい床材の上に戻します。量は二握りくらいです。ハムスターの臭いを戻すためです。

そしてケージを組み立て、ハムスターにケージに戻ってもらって大掃除終了です。戻った後も、我慢したご褒美としておやつを与えるようにしています。

なお、ケージにグラスハーモニーを使用しているので掃除は楽に行えております。別記事でグラスハーモニーのレビューありまして、よろしれれば参照ください。

ケージ周りの掃除

ケージを置いている棚の後ろ側などを合わせて掃除します。床材や砂が落ちていることがありますので、ケージを動かす大掃除の機会に合わせて掃除するようにしています。

「ハムスターケージの掃除方法を頻度別に紹介」のまとめ

ケージの掃除は飼い主の大切な仕事です。掃除には、日々行う簡単な掃除、数日に1回行う簡単な掃除、隔週に1回行う大掃除があります。汚れは悪臭や雑菌の原因になりますし、不衛生な環境ではハムスターの病気のリスクも高まります。こまめな清掃をしてあげてくださいね。

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