グラスハーモニー ホイール回し車の騒音対策や理由

私は自分が寝る生活部屋でハムスターを飼育しております。飼育されている方ならわかると思うのですが、夜のハムスターは元気ですよね。

夜行性なので仕方ないのですが、以前は回し車の音がガラガラ聞こえてきてうるさく、音が気になって眠れないこともあるほどでした。まぁ、これもハムスターを飼育している醍醐味ではあるのですが、かといって寝不足が続くのは困ります。

なので騒音の対策を試行錯誤しまして、現在では全く音が気にならずに眠れております。

私はケージにグラスハーモニーを用いております。このケージは観察しやすい・ハムスターとの距離が近いなどのメリットが多いケージなのですが、付属の回し車(ホイール)を用いた際の騒音がガラガラと酷く、デメリットでありました。

しかし、今回ご紹介する方法で、このデメリットをうまく無くすことができました。

この記事では、私と同じようにグラスハーモニーの回し車の騒音に悩んでいる方に、私の行った騒音を静かにする方法をご紹介したいと思います。

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使用しているケージ・回し車

ケージには「グラスハーモニー450」、回し車には「ハーモニーホイール17」を使用しております。

後述するのですが、グラスハーモニーに付属しているホイールホルダーは使用せず、ハーモニーホイールに付属するスタンドを使用しております。ホイールホルダーからの音はおさえるのが難しかったためです。

音の原因の大別

まず、回し車に起因する音を下記のように大別しました。

特にグラスハーモニーで付属の回し車を用いた場合、回し車の振動に起因するケージの音も気になりましたので、分解して、それぞれについて音の状況を確認して、必要な対策をしています。

  • ハムスターとホイール間の音
  • ホイール軸の音
  • ホイールとスタンド/ホイールホルダー間の音
  • スタンド/ホイールホルダーとケージ間の音
  • 振動によるケージの音
  • 振動による巣箱やトイレの音

ハムスターとホイール間の音

いわゆる足音ですね。これは大した音ではないので私は気にならないでおります。

もし対策するなら、足音がでにくいゴムシートやコルクシート等をホイール内側に貼り付ける、などでしょうか。ただ、これをもし行うと齧られる方が心配ですので、私は試しておりません。

ホイール軸の音

私が使用しているハーモニーホイールは、とても静かです。軸を手に持ってホイールを回してみても、あまり音がしません。しっかりしたベアリングを採用されていることと思います。

もしここがうるさいなら、回し車を別製品にするしかないと思います。あと、ベアリングに注油するのは、油の匂いが小動物にはキツいかもしれないので、私は注油はしておりません。もし注油するとしても、KURE5-56のような機械用油ではなくサラダ油など食用油のほうがよいと思います。

ホイールとスタンド/ ホイールホルダーの間の音

90度ひねってホイール取り付ける部分です。ここも大した音はしていませんでした。がっちりと固定されるので、ホイールの振動がそのままスタンドに逃げています。

ただ、ここは上下に取り付けできる幅があるのですが、あまり上すぎると回し車全体の振動が大きくなり、うるさくなります。ホイール本体とスタンドの床面が離れるからだと思います。

しかし逆に下すぎると今度はホイールとスタンドの下側がぶつかり音がします。

真ん中くらいがちょうどよいと思います。

ホイールスタンド裏側
ホイールスタンド裏側

以上のようにハーモニーホイール自体はとても静かな製品です。単体ではホイール軸やスタンドがうるさくなることはありません。

スタンド/ホイールホルダーとケージ間の音

ホイールホルダーとケージ間が一番の騒音の発生源でした。かつ、一番試行錯誤したところでした。

まず、グラスハーモニー付属のホイールホルダーは、うるさいです。いろいろ試してみたのですが、”ホイールホルダーの構造上ある程度は仕方がない”が私の結論です。

ホイールホルダー
ホイールホルダー

ホイールホルダーを横からみると、赤十字あたりが支点となって赤矢印のホイール振動を受けることになります。ホルダーは取り外せる作りなので、足(赤十字部分)や作用点相当の部位(青丸部分)には、ある程度の隙間(=これがガタ)が必要な部分になります。

これでは音がしないわけがありません。青い部分に防音テープを貼ったり何かを挟むことで、だいぶ音は小さくなりますが、やはり音はします。

別アプローチで、振動を質量で打ち消せないかと、ホイールホルダーの中にウェイトをできるだけ詰め込んでみたのですが、全く効果ありませんでした。

なので結局私はホイールホルダーは使わないことにしました。(純正感があって好きだったのですが残念です。)

ホイールホルダーは諦め、替わりに結局純正品のスタンドを用いることにしました。

ですが、スタンドもそのままではどうもうるさいです。付属の吸盤はすぐ外れてしまい固定の目的を果たしておりません。放っておくと、スタンドがケージにぶつかってガタガタうるさくなってしまいます。

なので、スタンドをどうやってケージに固定するかを悩みました。考慮すべき点は以下でした。

  • ケージにしっかり固定すること
  • 掃除の際は取り外せること、再度の固定が簡単であること
  • 振動を吸収すること

これらを満たす物を探しまわりまして、見つけることができました。制震マット(ジェル製の地震対策のもの)です。これをを利用することにしました。

ただし、そのまま制震マットだけでは、ケージ側は床面に貼り付けることができますが、スタンド側には貼り付ける面がありません。

そこで、スタンド下側の足の面をつくるためにダイソーの「つっぱり棒壁面ガード」を流用することにしました。制震マットも付属していてちょうどよい品です。

つっぱり棒壁面ガード
つっぱり棒壁面ガード

これの板状の部分をホイールスタンドの足(本来は吸盤をつけるところ)にグルーガンでしっかり取り付けました。弱い接着だとケージ掃除の時などスタンドをはずすときに剥がれてしまいますので、しっかりと固定します。

ホイールスタンドと制震マット
ホイールスタンドと制震マット

これをケージの上に置くと、びくともしないくらいに動かなくなります。また制震マットが振動を吸収してくれて、ケージに振動が伝わりにくくなります。マットにほどよい厚さがあるので、スタンドがケージにあたることもありません。

なお、ハムスターに制震マットを齧られないようにするために、スタンド設置はケージ奥ぎりぎりにして、スタンドの裏側には入れないようにしています。

振動によるケージの音

ここが騒音のもう一つの発生源です。グラスハーモニーのデメリットとしては有名な点でして、観音扉がややゆるい作りになっているため、振動を拾ってガタガタするのです。これが結構な音です。

ただ、この対策は「防音テープ」を用いることで簡単にできます。下のように扉持ち手の裏側に防音テープを貼っております。扉とケージ本体の間には、他にも隙間がありますが、防音テープを貼るのは持ち手裏だけで充分です。貼り過ぎると今度は扉が閉まらなくなってしまいます。

グラスハーモニー騒音対策
グラスハーモニー騒音対策
グラスハーモニー騒音対策拡大
グラスハーモニー騒音対策拡大

私が使った防音テープはダイソーのものです。

防音テープ
防音テープ

対策前後の音の様子です。

振動による巣箱やトイレの音

スタンドの対策で振動は随分伝わらなくなり、気にならないレベルになっています。ですが念のために、ガラス製の重めのトイレを使うことで振動を避けています。

「グラスハーモニー ホイール回し車の騒音対策や理由」のまとめ

ホイールスタンドの制震マットによる対策と観音扉の防音テープによる対策が効果大でした。この2つの対策後は、夜中の回し車の音は気にならないレベルになっています。

対策後の音の状況です。静かに眠れるようになりました。

実はここで紹介した対策に至るまでに施行錯誤をいろいろと1か月くらい繰り返しました。割愛しているのですが、失敗だった対策も多数ありまました。が、この試行錯誤もハムスター飼育の楽しみ方の一つではないかと私は思います。

それではよいハムライフを!

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