ハムスターに手乗りさせるための方法4ステップ!

お迎えしてしばらく経過してハムスターが慣れてきたら、是非ハムスターの手乗りのトレーニングを始めてみてはいかがでしょうか。手に乗ってくれるようになれば、ハムスターとのふれあいだけでなく、健康チェックなども容易になります。この記事では、ハムスターが手乗りになるための方法をお伝えいたします。

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手乗りのトレーニングを始めるタイミング

手乗りのトレーニングは、お迎え直後は行わないでください。まずはハムスターに落ち着いてもらう・慣れてもらうことを優先です。慣れてもらう方法については、下の記事にしておりまして、参照いただけると嬉しいです。

目安として下記のようなハムスターの行動が見られたら、ハムスターが慣れてきたサインです。

  • 飼い主を見ても逃げない
  • 飼い主の前で餌を食べる
  • 飼い主の前で毛づくろいをする

これら行動が見られたら、ハムスターが環境や飼い主に慣れてきていますので、手乗りトレーニングを始めましょう。

ステップ1〜手渡しでおやつを与える

まずは準備として、手をきれいに洗ってください。余計な臭いで警戒させるのを防ぐためです。

つぎに、おやつに飼い主の臭いをつけます。おやつを手のひらに乗せて、もう片方の手のひらで擦り揉むようにすると臭いが付きます。人間には分からないのですが、ハムスターなどの動物は臭いにとても敏感で、このようにおやつに飼い主の臭いをつけることで、「飼い主の臭い=おいしいもの」と覚えて、飼い主に懐くようになります。

トレーニングに用いるおやつは、ハムスターが一番好むものを使うのがよいのですが、まだ飼い始めで好物が分からないかもしれません。その場合は、ヒマワリの種を使うと、まず間違いないと思います。

指先でつまんだおやつをハムスターに差し出します。このとき、ハムスターの前方の見える位置からからゆっくりとハムスターの目の前に差し出してください。上からや背後からなど急にハムスターの視界に入るような渡し方は、ハムスターを驚かせてしまうのでNGです。

ここでおやつを受け取ってくれない場合は、まだ慣れていないことが考えられます。もう数日はハムスターを落ち着かせることに時間を使ったほうがよいと思います。あまりしつこく手渡しを試みると飼い主が警戒対象になってしまうかもしれないので、間をあけて再チャレンジしてみてください。

おやつを受け取ってくれたものの巣箱におやつを持って帰る場合、もう少し慣れが必要なので、明日にもう一度手渡しを試してみてください。手乗りトレーニングはあくまでハムスターのペースで行います。慌てずにじっくりいきましょう。

おやつを受け取ってその場で食べたなら、ステップ1は成功です。飼い主にもだいぶ慣れてきた証です。

ステップ2〜指の上でおやつを与える

ステップ1をクリアしたら、次は手の上におやつを乗せて差し出します。

手の指を揃えた状態で中指の第一関節の上あたりにおやつを乗せます。そしてハムスターの前に手を差し出します。ステップ1同様にハムスターの前方からゆっくりと差し出してください。

そして、ハムスターが近づいてきてくれるのを、じっと待ちます。

ハムスターがおやつを受け取ってくれたら成功です。このとき、多分ハムスターの前足が飼い主の指の上に乗ったことと思います。手乗りの第一歩が成功しました。

嬉しくても手を動かさないように気をつけてくださいね。ハムスターを驚かせてしまいます。

もしハムスターが怖がって近づかない場合は、もう一度ステップ1からやり直してみてください。

ステップ3〜手のひらの上でおやつを与える

ステップ2をクリアしたらいよいよステップ3です。今度は、おやつを乗せる位置を第2関節→指の付け根→手のひらの上とずらしていきます。

まずは、中指の第2関節の上におやつを乗せて、ステップ2と同じようにハムスターにおやつを与えてみてください。ゆっくりとゆっくりとお願いします。

ハムスターがおやつを受け取ってくれたなら、次は中指の付け根の上におやつを乗せて、同じように与えてみてください。

これも受け取ってくれたらなら、次は手のひらの上(手首付近)におやつを乗せて、同じように与えてみてください。

ここまでできたのなら、もうハムスターは手に乗っています。おめでとうごうざいます!いよいよ次のステップで仕上げです。

ステップ4~おやつナシで手のひらに乗せる

仕上げのステップです。おやつ無しで手のひらに乗ってもらう練習です。

ステップ3と同じように、手の指を揃えた状態で手のひらをそっとハムスターの前方からゆっくりと差し出してください。ただし、今回はおやつを乗せません。

ここまでのステップが終わっているのなら、ほとんどのハムスターは「飼い主の臭い=いいこと(おやつ)の臭い」「飼い主の手=いいこと(おやつ)をくれる手」と認識するようになっています。なので自然と手のひらに乗ってくることと思います。

最初は手のひらに乗ってからご褒美として手渡しでおやつを与えてもよいと思います。何度か繰り返して、ハムスターに手に乗ることを覚えさせてください。

もし乗ってこないようでしたら、翌日にステップ3からやり直してみてください。

あせらずに、ゆっくりと、ハムスターのペースでステップを進めてくださいね。また、手乗りをどうしてもしない個体もいます。その場合は「それも個性」と考えてハムスターを可愛がってあげてください。

「ハムスターに手乗りさせるための方法4ステップ!」のまとめ

ハムスターが慣れてきたら、是非手乗りのトレーニングをはじめましょう。トレーニングはおやつを用いて徐々に手のひらに乗るように誘導します。焦らず慌てず、ハムスターのペースでトレーニングを進めてくださいね。

では、よいハムライフを!

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