美味しい果物などを食べていると、ハムスターに分け与えたい気持ちになることがあります。しかし、人間には美味しい食べ物でも、ハムスターにとっては害になる食べ物もあります。ハムスターは雑食性なので、与えたら食べてしまうこともあります。
なので、ハムスターに与える食べ物は、飼い主が食べさせて大丈夫か気を付けなくてはいけません。
この記事ではハムスターが食べると危険な食べ物・餌を一覧にまとめました。もともとは自分用に整理していたものでして、これがすべてという訳ではありません。また、必ずしもNGではなく少量なら大丈夫なものも一覧にありますが、これは私はリスクを取ってまでハムスターに与えたくはないと考えたためです。以上をご留意頂き、ご参考にしていただければと思います。
与えてはいけない食べ物
アスパラガス
アルカロイド系の毒が含まれていて、ペットに与えると中毒になります。
貧血・血尿・下痢・震え・発作・動きが鈍くなる・呼吸困難、などが見られる場合があります。
アボカド
実、種、皮、葉、茎などにペルシンという有毒な成分が含まれています。嘔吐・下痢・呼吸困難・肺水腫を引き起こします。同様に含まれるサポニンも中毒の原因になっています。
アロエ
サポニンなど苦み成分がハムスターにとって刺激物、食べると下痢などを引き起こす原因になります。
アンズの種子
アミグダリンという中毒性物質が含まれており、痙攣や嘔吐、下痢などの中毒を引き起こします。
インゲン豆
インゲンマメに含まれるレクチンは血液(赤血球)を固まらせて血栓をつくり、胃や腸の粘膜に炎症を起こしたり心臓を悪くすることがあります。
ウメの種子
アミグダリンという中毒性物質が含まれており、痙攣や嘔吐、下痢などの中毒を引き起こします。
エンドウ豆
酵素阻害成分が、成長を阻害し、消化不良を起こします。
お菓子(人間用)
ハムスターにとって有害なものを多く含みます。
牛乳
下痢の原因になります。
銀杏
食べすぎると人間でも中毒を引き起こすほどです。嘔吐や下痢の症状がでます。
黒豆
消化が悪く、赤血球凝集素などの中毒成分が含まれています。
香辛料(とうがらし、からし、コショウ、ワサビ、ハーブなど)
ハムスターのような小動物には刺激が強すぎます。
ココア
キサンチンアルカロイド(テオブロミン)が中毒を引き起こします。痙攣発作などの神経症状や下痢・嘔吐を引き起こし、利尿作用から多尿になり、脱水症状を伴うことがあります。
ゴボウ
タンニンが含まれており、ハムスターはタンニンを無害化できないため、消化器官に負担をかけてしまいます。
サクランボの種子
アミグダリンという中毒性物質が含まれており、痙攣や嘔吐、下痢などの中毒を引き起こします。
ジャガイモの葉と芽
ソラニンが含まれており、痙攣や下痢・嘔吐などの症状が出ます。
春菊
赤血球の働きを阻害してしまいます。
スモモの種子
アミグダリンという中毒性物質が含まれており、痙攣や嘔吐、下痢などの中毒を引き起こします。
大豆(生)
消化が悪く、赤血球凝集素などの中毒成分が含まれています。
タマネギ
アリルプロピルジスルファイドという成分が赤血球を破壊します。
茶葉
タンニンが含まれており、ハムスターはタンニンを無害化できないため、消化器官に負担をかけてしまいます。
チョコレート
キサンチンアルカロイド(テオブロミン)が中毒を引き起こします。痙攣発作などの神経症状や下痢・嘔吐を引き起こし、利尿作用から多尿になり、脱水症状を伴うことがあります。
トマトの葉と茎
ソラニンが含まれており、痙攣や下痢・嘔吐などの症状が出ます。
ドングリ
タンニンが含まれており、ハムスターはタンニンを無害化できないため、消化器官に負担をかけてしまいます。
生卵
脱毛の原因になります。ハムスターはうまく食べることができません。
ニラ
ニラにはアリルプロピルジスルファイドという成分が含まれており、血液中の赤血球を破壊します。
ニンニク
ニンニクにはアリシンという強力な殺菌作用をもつ成分が含まれており、赤血球を破壊します。
ネギ
アリルプロピルジスルファイドという成分が含まれており血液中の赤血球を破壊します。
パイナップル
タンパク質分解酵素が働き、体の肉が分解されてしまいます。
ビワの種子
アミグダリンという中毒性物質が含まれており、痙攣や嘔吐、下痢などの中毒を引き起こします。
フキノトウ
肝臓癌の原因になります。
ホウレンソウ
シュウ酸が、肝臓、腎障害に激しい障害を起こし、おう吐、けいれん、黄疸、尿閉、結石を引き起こします。
マンゴー
ストロファンチジンが、食欲不振、起立不能、下痢を引き起こします。
芽キャベツ
ゴイトロゲンが甲状腺機能を低下させ、心臓の活動が減退し、細胞への酸素供給不足(ガンの主因)をもたらします。
モモの種子
アミグダリンという中毒性物質が含まれており、痙攣や嘔吐、下痢などの中毒を引き起こします。
ラッキョウ
アリルプロピルジスルファイドという成分が赤血球を破壊します。
レンコン
タンニンが含まれており、ハムスターはタンニンを無害化できないため、消化器官に負担をかけてしまいます。
ワラビ
臓器の腫瘍の原因になります。骨髄での造血(血を作ること)を阻害します。
気を付けること
上に挙げた食べ物の調理器具への付着に気を付けてください。例えば、ニンジンは与えてよい食べ物、タマネギは与えてはいけない食べ物ですが、タマネギを刻んだ包丁でそのまま人参をカットしてしまうと、有害成分がニンジンに付着してしまいます。このニンジンをハムスターに与えてはいけません。
また、部屋んぽの際に飼い主が意図しないでも誤って食べてしまう可能性があります。お菓子などは部屋んぽの前に片付けるようお願いします。
「ハムスターにNGな食べ物!与えてはいけない餌の一覧」のまとめ
ハムスターは雑食性なので、与えた食べ物は口にしてしまいます。なので、ハムスターが食べて大丈夫な食べ物か、飼い主が気を付ける必要があります。
私の場合ですが、私はリスクを取りたくないので、確実に与えて大丈夫な食べ物だけをローテーションするようにしております。私はこの方が無難に思います。主食はペレットで、副食にキャベツ、ニンジン、ブロッコリースプラウト、カボチャ、ブロッコリー、豆苗などをローテーションしています。
では、よいハムライフを!
コメント