ハムスターの散歩!部屋んぽのさせ方や注意点

ハムスターが飼い主に慣れてきたら、ハムスターのお散歩を行っては如何でしょうか。犬のように屋外に連れ出すことはできないのですが、部屋の中で自由に動き回ってもらうような散歩はできます。

この記事では、ハムスターの散歩について、させ方や注意点等をまとめました。

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「部屋んぽ」について

ハムスターの散歩は屋外ではなく、部屋の中で行います。このおさんぽのことをハムスター愛好家は「部屋んぽ」と呼んでおります。

ただ、部屋んぽには、肯定的意見と否定的意見があり、実際に部屋んぽをさせるかさせないかは、飼い主の判断になります。以下が両者の主要な意見です。

肯定意見

部屋んぽはハムスターのストレス解消や運動不足解消になります。なのでハムスターの健康に繋がります。

部屋んぽはハムスターの縄張り確認という本能に基づく行動なので、もし部屋んぽをさせないとハムスターのストレスに繋がります。

しぐさや走り方など、ケージの中だけでは見られないハムスターの動きを部屋んぽでは観察できますので、見ている飼い主も楽しいですし、ケガや病気の早期発見につながります。

否定意見

一度部屋んぽを行うと、ハムスターは部屋が自分の縄張りと認識するようになり、さらに部屋んぽを要求するようになります。飼い主がこれに応えられずにいると、ハムスターは余計なストレスを抱えてしまうことになります。

ハムスターにとって部屋んぽは、電線を齧ってしまい感電事故、観葉植物を食べてしまい中毒、誤って踏まれてしまい圧死など、ケージの中よりも事故の危険が多いです。なので無理して部屋んぽをする必要はありません。

部屋んぽはさせるべきか否か

私個人は、ハムスターが外に出たがるのなら、部屋んぽはさせたほうがよいかなと思っております。

我が家のゴールデンハムスターは外に出たがります。一方でジャンガリアンハムスターの方は、特別外に出たがることはありません。なので、我が家の場合はゴールデンの子だけ部屋んぽをしております。

本記事は部屋んぽに肯定の前提ですすめます。

部屋んぽの時間と頻度

部屋んぽは、1回20分~30分程度させてあげてください。あまり長時間でもストレスになりますので、このくらいの時間がよいです。これを1日1回、毎日行ってあげてください。

部屋んぽの事前準備

部屋んぽを始める前に準備をしましょう。

危険なものはかたづける

電源コードを齧ると感電や火災の危険がありますので、片づけておきましょう。ゴキブリホイホイも危険です。その他にも、観葉植物、人間の食べ物、輪ゴムなどの小物もハムスターが口に入れると危険ですので、片づけておいてください。

清掃する

床に落ちている埃やごみも口にしてしまう可能性があります。キレイに掃除をしておきましょう。

隙間をふさぐ

ハムスターは本棚など家具の横や後ろの狭いところを好みます。一度隠れてしまうと探し出すのが大変になりますので、ハムスターに入られないよう、本やクッションなどで隙間を塞いでおきましょう。

扉をきちんと閉める

部屋んぽの対象以外の部屋に行ってしまわないよう、扉はキチンと閉めたことを確認して下さい。探し出すのが大変になってしまうこともあるのですが、ハムスターにとっての縄張りが拡大してしまい、次回以降の部屋んぽで部屋からさらに外に出たがるようになってしまう場合があります。

高いところに登れないようにする

ハムスターは高いところに登るのが好きですが、降りれなくなります。落下すると骨折などの危険がありますので、登りやすい布製品やかばんなどは、片付けておきましょう。

水場には行けないようにする

ハムスターにとって、濡れてしまうことは体温調整ができなくなり死活問題となります。水場へは行けないようにしましょう。

部屋んぽのさせ方

ケージから出して、そっと床の上に置いてあげましょう。あとはハムスターの自由にさせてあげてください。

部屋んぽになれてくると、ケージにハムスターは自分からケージの外に出てくるようになります。

部屋んぽの注意点

目を離さない

ハムスターがどこにいるかは常に把握するようにしましょう。突然危険なことをするかもしれません。もしくは家具を齧りだしたり、うんちやおしっこをしたりするかもしれません。気を向けておくことを忘れないで下さいね。

餌やおやつを与えない

ケージの外でハムスターにおやつを与えると、ハムスターは外にでるとおやつを貰えると覚えてしまい、ケージを噛むなどの外に出してアピールが激しくなることがあります。ケージの外では餌やおやつは与えないようにしましょう。

誤った散歩方法

以下は間違った散歩方法です。注意いただくようお願いします。

ハムスターボールに入れる

危険なおもちゃの代表格、ハムスターボールは使わないようお願いします。中に入ったハムスターはパニック状態になります。ハムスターは主に嗅覚や聴覚で周りを把握しますが、ハムスターボールはこれを奪います。人間でいうなら、目隠しと耳栓をされて狭いところに入れられるようなもの、恐怖ですよね。ハムスターがハムスターボールで走り回るのは、散歩で楽しいからではなくて、外に出たいからです。また、急に止まることもできず、壁にぶつかると衝撃をうけて、危険でもあります。ハムスターボールはやめてください。

リードにつなぐ

犬の散歩ではリードは必要ですが、ハムスターの場合は不要です。ハムスターの自由が奪われてストレスがかかるだけです。さらには窒息等の危険もありますので、リードの使用はやめてください。

屋外で散歩する

猫や鳥などのハムスターの天敵がいます。襲われてしまう可能性があります。また、ハムスターが脱走したら探し出すのは困難です。屋外に出すのはやめてください。

小さなサークル内で散歩する

部屋んぽの目的はハムスター自身の縄張り確認です。小さなサークル内に閉じ込めては、この目的を果たせないです。また、運動不足解消・ストレス解消といった効果も小さくなってしまいます。なので、小さなサークルでを用いるのは止めましょう。ただ、広いサークルならよいかもしれません。

ハムスターにとって散歩の意味

部屋んぽは、ハムスターにとって、自分の縄張りの安全を確認するための「見回り」の意味があります。

野生のハムスターの縄張りはゴールデンハムスターで数メートル〜十数メートル四方と言われており、これら範囲を常に見回りしているそうです。このため飼育されているハムスターにとってはケージの中だけでは縄張りとして狭く、ケージの外(部屋の中)までを自分の縄張りと認識します。この範囲を見回りしたいため、ケージの外に出たがるのです。この傾向は、我が家の場合もそうですが、ジャンガリアンハムスターよりもゴールデンハムスターの方が大きいです。これは身体が大きいゴールデンの方が縄張りが広いためと思われます。

ハムスターは夜中に見るとケージの中を歩き回っていますが、これはだた歩いているわけではなく、見回りの行動です。

「ハムスターの散歩!部屋んぽのさせ方や注意点」のまとめ

部屋んぽをする際は、危険と脱走が無いように事前に準備し、1回30分程度までを目安に部屋の中を自由に動かさせてあげてくださいね。

では、よいハムライフを!

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