ハムスターに与えてよい野菜のひとつにブロッコリースプラウトがあります。我が家のハムスターは食いつきよく食べています。何より栄養豊富なので、ぜひ積極的に与えたい野菜のひとつです。
そんなブロッコリースプラウト、スーパーでも買えるのですが、スーパーで購入する束だとハムスターに与えるためだけでは毎回余ってしまうので、私は自家栽培で育てており、与えております。是非みなさまにおススメしたいので、この記事を作成しました。
この記事では、ブロッコリースプラウトの自家栽培について、ブロッコリースプラウトをハムスターに与えるオススメの理由、自家栽培のオススメの理由、自家栽培の方法をお伝えします。自家栽培に興味がある方の参考になれば幸いです。
ブロッコリースプラウトの与え方
栄養豊富なブロッコリースプラウトですが、ハムスターに与える際は、1日に4〜5本程度を目安にしましょう。水分量が多いので、与えすぎは下痢の元になります。
また、種の皮や根っこの細い部位は取り除いてあげてください。種の皮には農薬が残っている可能性があるためです。根っこの細い部分は無いほうがハムスターは食べやすいです。
手渡しで1本づつ与えると、まるでうどんを食べるようにするすると食べてくれるので可愛いですよ。
与える際の注意点
しかし注意点もあります。
ブロッコリースプラウトは、とても細い新芽です。なので、収穫後は数時間でしなしなになってしまいます。このため食べ残しは早めの回収が必要です。
また、種の皮は与えないようにしてください。種子で購入したとしても、発芽促進剤や何らかの農薬が付着している場合があります。
また、大量に栽培してしまうと、どうしても野菜はブロッコリースプラウトだけを毎日与えることになりかねません。バランスよく多種の野菜をローテーションで与えることは大切です。意識して他の野菜も与えるようにお願いします。
ブロッコリースプラウトとは
ブロッコリースプラウトは、種子から発芽してすぐのブロッコリーの芽です。
ブロッコリーよりも栄養価が高く、βカロチン、ビタミンC、ビタミンEなどを豊富に含んでおります。これらは高い抗酸化作用を持っております。
さらに、ポリフェノールやイソフラボン、カロテノイド等と同じファイトケミカルの一種「スルフォラファン」をブロッコリーの7倍も含んでおります。スルフォラファンには、肝臓の機能を高める作用、活性酸素の発生を抑制・除去する抗酸化作用による老化予防やがん予防の効能があります。
寿命の短いハムスターにとって、老化予防やがん予防の効能はとても有益で、ブロッコリースプラウトは是非ハムスターに与えたい野菜です。
なお、スプラウトとは新芽の総称でして、カイワレ大根や豆苗・もやしもスプラウトにあたります。
自家栽培おすすめの理由
このブロッコリースプラウト、自家栽培で与えることで以下メリットがあり、とてもおすすめです。栽培はとても簡単なので是非試してみてください。
- 与える際はいつでも新鮮
- 加熱や加工等が不要でそのまま与えられる
- 小分けに与えられる
- 栄養豊富で健康によい
- 無農薬で与えられる
栽培にあたり用意するもの
それでは実際の栽培について私の場合を紹介させてください。私が栽培にあたり使用したものは以下だけです。
- ブロッコリースプラウトの種子
- 栽培用の器(下の写真のもの)
栽培用の器は、例えば餌皿などの小皿とキッチンペーパーでも代用ができます。私は最初は餌皿を代用していたのですが、根をまっすぐに成長させたいので、この栽培用具を購入しました。500円しなかったと思います。
種子については、最近はダイソーでも売っているそうです。私は300円くらいで買ったのですが、10回くらいは栽培できそうなほどの充分な量が入っていました。
なお、購入する際は、「ブロッコリー」の種子ではなく「ブロッコリースプラウト」の種子ですのでご注意ください。
自家栽培の方法
とても簡単です。
まず、種を一晩水につけます。早い種はこの段階で芽を出し始めます。
その後、種を栽培器のネットの上に移し、種がひたひたになるまで水をいれ、暗所に置きます。アルミホイル等をかぶせて暗くするのでも構わないようです。私の場合は、押し入れの中に置きました。
あとは一日一回水を交換します。根が張るまでは、種が動かないよう霧吹きなどで水を与えるのもよいかと思います。ある程度根が出たら、直接水交換して大丈夫です。
背丈が食べごろになるまで育ったら(およそ1週間くらい)、一日ほど太陽の日に当てて緑色にします。
あとは収穫して食すのみです。
成長の写真
4日目の様子です。芽が伸び始めたころです。
6日目になると背丈がだいぶ高くなってきました。ここからは日差しをあて緑化します。
丸一日、日光にあてました。こうすることで、緑色に美味しそうに育ちました。
とても簡単に栽培できました。
そして、収穫も簡単です。根がネットに通っているだけなので、引っ張るだけで簡単に収穫できます。もしキッチンペーパー等を使っている場合は、根が絡むのでハサミ等で裁断して収穫するとよいかと思います。
このあと、ハムスターと私も美味しく頂きました。
「ハムスターにブロッコリースプラウトの与え方!自家栽培もおすすめ」のまとめ
ブロッコリースプラウトは、栄養価が高くおすすめの野菜です。1日に4~5本を目安に与えてください。
ブロッコリースプラウトはとても簡単に自家栽培することができます。一日一回水やり程度ですから、ハムスターの給水器の水交換に合わせて水やりすれは、これ以上の手間はかかりません。
コスト的にも繰り返し栽培すればコスト回収はできます。私の場合は栽培器具と種で800円くらいでした。スーパーでブロッコリースプラウトを購入すると100円します。単純計算で8回栽培すれば、元を取れます。
ただ、自家栽培はコストよりも栽培する楽しみが大きかったです。ハムスターのような”飼育”ではないですが、”栽培”も楽しいものですね。お薦めですので、是非栽培してみてください。
ではよいハムライフを!
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